ロココ建築 (建築の歴史について)

ロココ建築

5:23 PM on 2013年2月28日

フランスを中心にイタリアやドイツ、スペイン、オーストリアで主に発展し、教会や宮殿などの室内装飾や家具の装飾に用いられることで発展していきました。

今でも、椅子やテーブルなどに、まるでツタのように、タツノオトシゴや花飾りに見える模様が刻まれているものを目にすることもあると思います。

それがロココ建築の室内装飾の特徴で、これらの模様はロカイユと言われています。

ロカイユは、本当は模写できない非対称な彫刻から始まっているもので、タツノオトシゴやツタのように見えますが、実は特に形に意味はないものなのでした。

ロココ建築では、バロック時代よりも機能性や実用性が求められるようになっていき、邸宅の部屋も大部屋から小部屋が多くあるものに変わっていくなどしました。

ロココ建築は大きな建築の変容というよりも、より自由と芸術性と楽しみ、実用性を兼ね備えた建築が出現してきたというものといえるものです。

19世紀に入ると、新芸術と呼ばれるアールヌーボー建築が出現します。

建築材料も、石や木材、コンクリートにとどまらず鉄やガラスなども用いられるようになり、多種多様になりました。

また建築への価値観も、建築技術も富むようになっていき、それと同時に中世の職人たちの建築技術が再評価されるようになりました。

その結果、曲線や曲面を効果的に使ったアールヌーボー建築が生まれるようになっていきました。

スペインのカサミラ、ウィーンのカールスプラッツ駅などが特徴的です。

ただ、その自由への追求が次第に節度がなくなるという状態を生み出す結果となり、20世紀にはアールヌーボー建築は消えていくことになります。

一方でこの19世紀には、古典主義と呼ばれるまさに古典への回帰も同時に起こり、パリの凱旋門やイギリスの国会議事堂なども作られました。

やはり、建築は人や文化の象徴といえるものですね。