日本の建築の始まり

5:23 PM on 2013年3月2日

西欧の建築様式を見ていく時は、ギリシア建築やバロック建築など、建築様式につけられている名前に沿ってみていきますが、日本の建築様式は、年代に沿って特徴的な造り捉えていくのが一般的です。

日本の建築で最も古いものは、竪穴式住居です。

建築に対しては、人の居住する住居がほとんどで、宗教的なものは見当たりませんでした。

これは日本人が、太陽や大地、星、植物など自然界そのものを尊敬していたため、宗教的な建築を必要としなかったためと思われます。

時が経ち稲作が伝わってきて集落を作るようになると、高床式住居・倉庫などが作られるようになりました。

これらは、ねずみ返しがついていたりして米の保存に適するように作られていましたが、それだけでなく、集落の長などの特別な人の住居ともなっていたようです。

そして弥生時代に入ってくると、竪穴式住居だけでなく、平地に住居を構えるようになっていきます。

より集落としてのまとまりと居住性を求めるようになってきたのでしょう。

すると、自然に集落内には上下関係が生じるようになり、次第に裕福な層の人々は貴族や氏族となっていきます。

貴族や氏族などは、富や権力の誇示のために大きくて豪華な建築をしたり、奴隷に古墳を作らせたりしました。

この古墳は、日本の古代において、非常に特徴的な建築物といえるものです。

この古墳時代は、4世紀から7世紀まで長く続きますが、ある出来事によって大きな変化が起きます。

その出来事とは、仏教の伝来です。

それまでは自然界の万物を信仰していた日本人ですが、仏教の伝来により信仰が生まれます。

そのことにより、権力争いや政治的思惑が発生してきますが、建築という点では宗教的な建築も行なわれるようになったことが、大きな変化でした。